キャンプの鉄板つかみ・鍋つかみ 実はコレが一番使えた!

鉄板つかみ鍋つかみの話 キャンプで使う鍋つかみ
キャンプ用品
ヤットコ、鉄板ハンドル、プライヤー、トランギアアルミハンドル

キャンプの鉄板つかみ・鍋つかみ


キャンプの火の周りの道具について、いつも疑問がある。

料理中、熱い物をつかむ専用ハンドル鍋つかみ鉄板掴みグローブ
これが周りにごちゃごちゃになり、
どこに置いたか忘れたりと実に煩わしさを感じていた。

鉄板つかむ→鉄板つかみ外す→どこかに置く
鍋熱いから鍋つかみ→その辺に置く
グローブする→グローブ外す

そもそも自分のスタイルは鉄板を使うことが多い
そこで熱い物「鍋や鉄板を掴める道具一つ」+「グローブ」に集約したかった。

というわけで、
鉄板掴み&鍋つかみはコレ一つでいんじゃね?ていう道具の検証をしてみた。

検証するのは

①鉄板専用ハンドル
②ヤットコ
③プライヤー?
④トランギアアルミハンドル

この4つの鍋的なものを「掴むもの」を用意してみた。
いわば、この類がいつもカトラリーと共にごちゃごちゃになり、種類も豊富でシンプルじゃない。

ここけっこうオススメ拘り物あります↓

【hinataストア】


鉄板を掴む 鉄板つかみ

鍋つかみの話 キャンプで使う鍋つかみ
キャンプ用品

こちらが自分が一番使う黒皮鉄板
この鉄板が厚さ4.5mmで重量1.4kgとけっこう重い
この鉄板を焼いている途中に持ち上げようものなら、かなりの重量を支えなければならない事になる。

まずは、①鉄板専用のハンドル

鉄板つかみ キャンプで使う鍋つかみ
キャンプ用品
この鉄板用のハンドル

まずは、この鉄板用に用意されているハンドル
当たり前だが、支えやすいし安定してる
しかし、一つ気になっている点があって↓

鉄板穴に差し込む

この鉄板のハンドルはハンドル用の穴に差し込んで使用する仕組み。
差し込んでしまえばとても便利だが、
これはこれで焚き火台の上で強火で焼く際に、この穴に入れる時に熱い時がある事、そのまま付けておくと熱くて素手では触れない。
安定感ゆえのリスクかなと。
グローブは使用するものの、またハンドルを外すのもそれはそれで面倒。
なによりこのハンドルは、この鉄板専用のモノであって他に流用できない。

②ヤットコ

鍋つかみの話 キャンプで使う鍋つかみ

これはいい!と思った
この②のヤットコは実はけっこう探して探してコレにした。

ヤットコて意外に角度の付いているものがほとんどで、このヤットコは材質は亜鉛合金で、角度がセンターから約5度程度付いているものだ。

なぜこの角度かと言うと、火力が強かったりして、焼き台の奥に鉄板をやっても手は熱くない。

たぶんこのヤットコはオーブン用なのだろうと思う。
これは熱いものを掴んだりと他にも流用できそうだ。

次は③プライヤー

プライヤー?と思う方も居るだろうと思う。
しかし

鍋つかみの話 キャンプで使う鍋つかみ
プライヤー

これさっきのヤットコよりも安定してる気がする・・
肢がしっかりしているしヤワじゃない感がイイ
さすがこの万国共通万能プライヤー
これはコンビネーションプライヤーなので太物も掴める。
なにより安い!たぶん4つの中で一番安い。
これはいい!
それとこれは他にも流用できる道具

④トランギア アルミハンドル

トランギア アルミハンドル

こちらはトランギアのアルミハンドル。
はい無理があります。
しかもそもそも鉄板用には想定されてないし。
持てない訳ではないけど、アルミという材質や角度的にも無理があるし、
クッカー専用であって流用もできない

おまけ スキレット持ってみる

おまけで重いスキレットを掴んでみた。
なぜスキレットかというと、
スキレットは火にかけるとグローブ必須で、グローブでも長時間だとまぁまぁ熱い時があったので、やってみた。
結果、ちょっと動かすくらいならいけるが、あくまで握力がしっかりある方じゃないと危ない。

ヤットコでスキレット

ヤットコでスキレットは持てなくもないが、重量がかかる為にやめておいた方が良さそう。

プライヤーでスキレット

全然いけた。
さすがプライヤー
おすすめはしないが自分の中では全然あり。

鍋つかみの検証?


なぜ鍋つかみに検証が必要なのかというと、
自分がメインで使う鍋類、クッカーには殆どハンドルが付いている

↑このとおり、ハンドルが殆ど付いている。
しかし、このハンドル、火にかけすぎるとハンドルまで熱くなって、ハンドルが持てなくなったりする。

結果

「プライヤー」

これが自分の答え。一番流用できて一番安定して一番安い
邪道かもしれない、でもそれが自分の答え。

結果を踏まえると、
「鍋や鉄板を掴める道具」とグローブに集約できないか?とした疑問は、
「ヤットコばさみ」もしくは「プライヤー」で流用できると思った。
なんなら、グローブ無しでプライヤー一つポッケに入れておけばOK。

すると火の周りや道具がシンプルになる。
しかもプライヤーは道具のメンテナンスにも流用できるし、熱くなった網なんかも掴めそう
これは使えるかもしれない。
料理中コレ一つポッケに入れとけば良い

鉄板などへの傷が気になればプライヤーの掴み腹少し削って使ってみよう。




野良道具製作所 野良ばさみ 火バサミ レビュー

野良道具製作所の「野良ばさみ」
野良道具製作所 の 「野良ばさみ」

30年前からキャンプをやってきて、最近思うのは、この流行りのおかげで道具の進化が目覚ましい。

今日は、誰しもがキャンプ特に「焚き火」をする上で避けて通れない道具「火バサミ」
その火バサミを何個も使ってきた視点から考える、一つの答え「野良ばさみ」

「野良ばさみ」の答えは「頑丈」

野良バサミを持ってみる
野良バサミを持ってみる

この野良道具製作所の「野良ばさみ」を紹介していこうと思う。
2年くらい前に買ったものだが、この火バサミ、単純明快なのだがよくできている。

どのくらい頑丈?


キャンプ焚き火で薪や炭を焚べたことのある人なら分かると思うが、
火のついた焚き火台の、中の重い火床を調整する為に何度も動かしたりする。
よく安くて薄い「火バサミ」だとよく曲がったりするが、この火バサミはそういった事は皆無!

野良バサミで広葉樹の牧を掴む
野良バサミなら重い節入りの広葉樹もこのとおり
野良バサミでハンドダンベルを水平に持つ
ハンドダンベルを水平移動

この2kgハンドダンベルを水平移動できる頑丈さ、何を言いたいかというと、
重い火床の炭を横移動が容易にできるて事。
これて重要で、焚き火台の中で炭をズリズリと引きずるのはできても、炭をがっしり掴んで持ち上げるのて、この頑丈な裏付けがないと危なくてできない。

「野良ばさみ」がっしり掴める理由

野良道具製作所「野良ばさみ」のギザギザ
野良バサミの先端

この「がっしり掴める秘密がこのギザギザ」
このギザギザは本当に単純でありながら、よくできている
このギザギザは他にも考えられていて、例えば鍋やケトルを掴むのにも有効なのだ↓

先端のギザギザでケトルを掴む
ギザギザでケトルの取っ手を掴む
ケトルを水平に持つ

この頑丈さはこの「野良バサミ」ならではだと思う。
この「ケトルを持った時に横滑りもしない」のはほんとに安心して使える。
初心者の方でもガッチリ握り込めば、まず落ちる心配はない。

「野良ばさみ」は頑丈なのに伸縮

左 使用時 、右 収納時
左 使用時         右 収納時
野良道具製作所「野良ばさみ」の伸縮機構
ロック機構部
収納時

しかもこのギミックな伸縮機構システムが堪らない。
頑丈なのにコンパクトになるというのは、なかなか無い。

この「野良バサミ」という火バサミは2年目になるが、ガシガシ使っても痛むどころか味まで出てくるというスグレモノ。
たぶん製作者の方は試行錯誤しながら製作したのがわかる。
材質も黒皮鉄板という使っていくと良い風合いが出てきそうだ。
しいて弱点を上げるならば、その「黒皮鉄板」という拘った材質とトレードオフとなる「重さ」が弱点だろう。でも使っていけばいくほど「味が出てくる火バサミ」なんて良いよね。
これは一生もの。





MSR アウトドアポット ピカ 1L ティーポット・・・レビュー他

MSR アウトドア キャンプ ポット ピカ 1L ティーポット

MSR ティーポット ピカ コーヒー飲むなら


遠目に見ると和製の「急須」に見えてくる。そんなケトルに一目惚れして。
このケトルの実力ただものではない。
そんな「MSR ピカ ティーポットケトル ピカ」を買った話。

MSRのティーポットケトルじゃなきゃダメだった理由

キャンプケトルがMSRじゃなきゃダメだった理由

ずばり!それは「コーヒー」
そう、自分の場合、コーヒーをアウトドアやキャンプで入れる「ペーパーフィルター」だった。


それだけ?て思われるかもしれない。
でもウチで入れる時もアウトドアも全部ペーパーフィルター↓

挽いた豆をペーパーフィルターに入れた画像
コーヒーをペーパーフィルターで

↑いつものコレ
コーヒーをペーパーフィルターで入れる場合、

1、まず、ペーパーに挽いた豆を入れる
2、お湯を少しだけ入れて1分程度蒸らす
3、お湯をゆっくり回しながら入れていく
4、できあがり。

↑これ!この手順34が、他のケトルだと予想以上に量が出たり、非常に気をつかう。

このMSRのティーポットケトルだと非常に綺麗にお湯が注がれる。
優秀!↓

お湯を注いだ時のお湯の細さ
お湯を注いだ時の「お湯の細さ」「お湯の細かさ」

↑ここ!です
ここが細く出ることで、お湯が満遍なく豆に注げる。
これがないと「蒸らし」「ドリップ」もうまくいかないのです。

お湯の通り道ができてしまい、「蒸らし」の段階で偏りがでると、次にお湯をかけた時の豆の膨らみが悪い気がします。
だからこの注ぎ口が必要だった。

これにはMSRティーポット ピカに秘密があった


これにはちょっと秘密があって
この注ぎ口↓

ケトル注ぎ口
ケトル注ぎ口、ここに秘密がある

「MSR アウトドア キャンプ ポット ピカ 1L ティーポット」というだけあって流石と言える。
この注ぎ口の切り込みくぼみ?がその細やかな湯量を調節できるんです。優秀!

しかもこのケトル「取っ手」や「蓋」にも工夫がされている!↓

ケトル蓋
ケトル 取っ手
取っ手

「蓋」は半透明プラスチックで沸騰が分かり易い!
「取っ手」はシリコンで覆われている為、持ちやすい。
※注意!沸騰したての取っ手は、素手では熱いので注意してください!」
コーヒーは少し冷ます為に、あらためて沸騰したてを確認しました、注意!

素材もグレーでかっこいい
そのグレーはかっこいいだけではない!
「ハードアノダイズド加工」 といって、硬くて耐摩耗性を有するアルミニウムの陽極酸化皮膜
(アルマイト皮膜)処理をされているらしい。
なにやら凄い!

このケトルどこまで良い事づくめなのかと!
かっこいいし、きめ細かな湯量を調整できるし、頑丈。
もう言う事なし!・・・
ところがしかし!!注意点も!

焚火にぶっこむのだけは注意

そう、さっきの「プラスチックの蓋」「シリコンの取っ手」あたりまえだけど、火には弱い!
よりハードで無骨なキャンプやアウトドアを楽しみたい時は別にオールステンやオールアルミを購入したほうがよいですね。

他寸法など↓

ケトル底面サイズ
底面
ケトルの水入れ口 サイズ
水入れ口


同じような使用予定の方や、購入前の人はいるかもしれない、
今現在出ている「キャンプケトル」の中でキャンプでペーパーフィルターにてコーヒーを飲みたい時に使うケトル。

自分のはこの「MSR アウトドア キャンプ ポット ピカ 1L ティーポット」でしかできないものがある。そう断言する
「キャンプ初心者」の方にもおすすめケトルである。



GSIグレイシャーステンレスケトルを買って1年使ってみた

GSIグレイシャーステンレスケトル
GSI グレイシャー ステンレスケトル

GSIグレイシャーステンレス ケトル

真っ黒ケトルに憧れて・・・良い点も悪い点も

はっきり結果から言うと、総じて買って良かったと思う。
「GSI グレイシャーステンレスケトル」 に一目惚れしたのは海外キャンパーの真っ黒になったケトルを見てから、ステンレスの頑丈さと丸っとした可愛らしいフォルム、それでいて焚き火の中に突っ込んで真っ黒になっても味が出てくるという屈強さ。
さて、思い入れ能書きはこの辺にしといて。

GSIグレイシャーステンレスケトル
水入れ口 径118mm
水入れ口 径118mm

まずはこの口の広さ、「皆さんご存知の」というぐらい有名だけど、この口の広さは色々と便利で「食料」を入れたり「バーナー」を入れたりと重宝する。例えば↓

GSIグレイシャーステンレスケトル
スタッキング
中にチャルメラを入れてみた
中にチャルメラを入れてみた

チャルメラが二つ
丸型の麺なら二つ入る形状。
これが意外に重要で、麺がギリギリ二つ入れると動かないので麺が割れたりという心配がない。
ソロキャンプではかなり重要!、スタッキング命みたいなところあるし。

もう3つ重要なポイント

GSIグレイシャーステンレスケトル
手に持った横からの画像
手に持った 横から
GSI グレイシャー ステンレスケトル
蓋のつまみ部分
蓋のつまみ部分

重要な要素がこの「取っ手」と蓋の「つまみが自立」すること!
コレ自分だけ?
ケトルを焚き火の中につっこんで、中を覗いて「フィールドコーヒー」とか・・つまみが自立するのてけっこう重要!。もちろんステンレスだから火にも強いのと取って部分も自立するので頑丈なトングでお湯を注ぐ事も可能。
素手は熱い笑。注意。

もうひとつの要素

取っ手を持って注ぐ動作
取っ手を持って注ぐ動作

注いでる時に「蓋が落ちない!」
「さーてお湯が沸いたから注ぐぞー!ちょっw蓋」てあるある。

GSIグレイシャーステンレスケトルは良い事ばかりじゃない

GSIグレイシャーステンレスケトル
注ぎ口
注ぎ口

ここまでは良い事づくめでしたが、
この丸い注ぎ口はペーパーフィルターなど使ってコーヒーを入れる時は、お湯の注ぎ方にちょっと気を使うかも。
当たり前だけど、ゆっくり注いでやる感じですかね。そりゃコーヒー用ではないので当たり前。
ただ、この丸い注ぎ口は洗う時は楽!

最後に

このケトルを一年使って真っ黒焦にまでしましたが、
本当に頑丈でステンレスたわしで洗うと見事に綺麗に復活するので楽ちん。
傷が気になる方は何か他の方法を探してみてください。
何度か使って洗ってを繰り返して、やはりこの頑丈さは素晴らしい!!
キャンパー仕様かもしれない。山の人は軽量のアルミとかかな。

以上、一年使った感想でした。
とにかく頑丈で無骨で、でも丸くてかわいい
そんなケトル
それが、「GSI グレイシャー ステンレスケトル」